2019鑑賞映画まとめ #非公開ブログ

~映画館~

The Favourite

キングダム

㉖ 蜂蜜と遠雷

㉛ Once Upon a Time in...Hollywood 

㊵ 記憶にございません!

68. his 

 

~ストリーミング/DVD~

① Darkest Hour 

Midnight in Paris 

③ Lady Bird

⑤ The Light Between Oceans 

⑥ Three Billboards Outside of Ebbing, Missouri 

⑧ 3 Idiots

探偵はbarにいる

探偵はbarにいる2 ススキノ大交差点

探偵はbarにいる3 

⑫ 誰も知らない

メリー・ポピンズ リターンズ

Maudie

⑮ 虎狼の血

⑯ 悪人

リバーズ・エッジ

検察側の罪人

⑲ Gifted

恋は雨上がりのように

ユリゴコロ

彼女がその名を知らない鳥たち

寝ても覚めても

ヒミズ

㉕ 愚行録

生きてるだけで、愛。

㉘ The Secret Life of Pets 

The Lobster

羊と鋼の森

㉜ 斉木楠雄のѰ難

㉝ 響ーHIBIKIー

㉞  羊の木

世界から猫が消えたなら

Taxi

㊲ blank 13

片桐はいり4倍速

㊴ Populaire

㊶ The Death of Stalin

㊷ Inside Out 

ここは退屈迎えに来て

Batman Begins 

㊺ The Dark Knight

㊻ The Dark Knight Rises 

Bohemian Rhapsody 

㊽ Joker

㊾ Search 

㊿ Jumanji

53. Nymphomaniac Vol.1 

54. Nymphomaniac Vol.2

55. Lion 

56. Inception 

57. Night at the Museum 

58. The Constant Gardener

59. Breakfast on Pluto 

60. Tinker, Tailor, Soldier, Spy 

61. The Departed

62. Memento 

63. Spotlight 

64. The Darjeeling Limited

65. マスカレードホテル

66. Magnolia

67. Slumdog $ Millionaire

69. Interstellar

70. Mad Max - Fury Road 

71. 長いお別れ

72. 翔んで埼玉

73. 町田くんの世界

 

 

 

学歴コンプレックスの言い訳 #非公開ブログ

私は学歴コンプレックスの塊だ。

小学生の時、私の母は自分が卒業している私立小学校に私を入学させたいと思い、私はいわゆるお受験をさせられた。そしたら奇跡的に補欠入学してしまった。

入学した学校は小学校~大学までのエスカレーター式の学校だった。補欠入学した時点で私の小学校から大学までの進路がほぼ確定した。

母は過激な母校信者であり、小学校に入学した時点で大学までエスカレーター式で進学するもの、東大よりも母校の大学の方が格上であるという考えを持っていた。

高校になって進路を考える際、母は私に、人文学は社会と乖離しているから先行する意味がない、経済学とか政治学とか、社会科学を専攻しなさいと言った。

私は高校で演劇部に入っていたこともあり、エスカレーター式で進学できる学校では専攻が存在しないポップカルチャーとか演劇を大学で勉強するため、他大学に行きたいと思っていたが、人文学を専攻する価値がないと言われた中で演劇を勉強したいという自分の意志を貫けず、エスカレーター式で大学に進学することにした。

エスカレーター式で進学した大学は偏差値が芳しくなく、入学してみると同級生のレベルの低さや、授業のつまらなさ(あまりにも授業内容が簡単すぎる)に幻滅した。こんなバカな大学に入らなきゃよかった。東大よりも母の母校の大学が格上!という洗脳を受けて育った私だが、やっと洗脳が解けた。

もっとレベルの高い授業を受けてちゃんと勉強したいと思い、編入学制度を利用して2年次か3年次から他大学に編入しようと思った。しかし人文学以外にそこまで専攻したいと思える学問がなく、何のために編入したいかよく分からなくなったので編入試験は結局受けなかった。

大学三年になり就職活動を始めると、ご多分に漏れず「志望動機」「今の大学を選んだ理由」「大学での専攻を決めた理由」など、よくあるテンプレ的な質問を何度も聞かれた。就活を通して、通っている大学の世間的な評価の低さを嫌というほど実感した。それでも家でその話をすると、「昨今の個の時代において大学による差別なんて存在しない、お前が評価されないのは努力不足だから」なんていう半ばNewspicks信者のような話を聞かされるのだ。

今の大学を選んだ理由は母の意志を汲んだから、大学での選考を決めた理由も母の意志を汲んだから、なんて言えるはずもなくそれっぽい理由をこしらえて言っていたが、面接官にはウソがばれていた気しかしない。そもそも演劇や映画といった私の好きなものを毛嫌いする母と同居していて、演劇・映画を見に行くのは気が引けてしまい、大学に入ってから1、2回しか言っていなかった。大学でのサークルは母が好みそうなところ(遊び中心のインカレとかじゃなく、めっちゃ真面目なところ)に入っていた。母が好きなものを追求して生活する中で、自分の行きたい方向なんて1ミリも分からなかった。

結局就活は大失敗した。当事者意識というものが欠如してしまっていた私は「お前はどうしたいの?」なんて一度も考えたことがなかったし、私のような者が自分の方向性を追求するなんてやってはいけないことだ...と本気で思っていた。

だけど今となっては、なるべく早く母の呪縛(?)から目覚める必要があったのだと痛感する毎日である。知り合いの法学部を出た人は、弁護士になりたいと思っていなかったが両親から弁護士になるように言われて法学部に入り、こちらから頼んでもないのに両親に弁護士の予備校に登録され、大量の参考書を買ってこられた結果、ある日爆発して弁護士の参考書を一式全部捨ててしまったと聞いた。

特定の教授の研究室に入りたいとか、家から近い大学がいいとか、人によっていろいろな事情があるだろうが、どれだけ高校で勉強できない奴でも、できるだけレベルの高い大学に入った方がいいというのは不変の真理だ。私は正真正銘の馬鹿なので、大学に入るまでこのことを本当には理解できていなかった。私は自分が通った小学校、中学、高校、大学は全部嫌いだし、ちゃんと勉強して実力をつけたうえで、もっとレベルの高い学校を受験するべきだったと心の底から思っている。自分に限らず他人にも学歴という物差しをどうしても適用してしまうので、知り合いはみんな学歴によってレベル分けしてしまう。好きな男性芸能人は菅田将暉(高卒)でも横浜流星(高卒)でもなく岩田剛典(慶大学卒)だし、好きな女性芸能人は有村架純(高卒)でも新垣結衣(高卒)でもなく新妻聖子上智大卒)だ。3時間に1回はちゃんと受験勉強していい大学に入りさえすればよいとは限らないが、いい大学に入っていたら、もっと良い人生を送れる可能性が高まっていたのだろうと考える。自分の努力が足りないというのもあるが、刺激を得られる友人がそばにあまりいないことや、大学名でいろいろな機会に参加することを制限されるケースが多かったことを考えると、機会損失は相当大きいのではないかと思う。母のような部外者の発言に惑わされず、自分の人生を自分で決める努力を早くからするべきだった、と何度思ったか分からない。

学歴が高い人で、「学歴なんて意味がない」という人がいる。そういう発言をする人は、金持ちの両親の子供がお金のありがたみを分かっておらず金遣いが荒くなるのと同じで、自分が学歴があるから学歴のありがたさに気が付いていないだけだと思う。

私はこれまでの自分の経歴は嫌いだ。毎日、自分が嫌いすぎて死んでしまいたくなる。

 

それでも、"まだ"20代であると自分に言い聞かせ、たとえどんなに辛い道でも、これからハイスぺになるために最適なルートをたどるよう、努力を惜しまず頑張っていきたい。